日経平均、金利、為替の動向 ー令和7年1月17日(2025年1月17日)までー

日経平均、日米金利(10年物国債利回り)、ドル円の推移について、令和7年1月17日(2025年1月17日)まで、まとめましたので、以下解説していきます。

1.日経平均と長期金利(10年物国債利回り)
まず、R5年2月(2023年2月)以降の日経平均、長期金利の推移です。

特筆すべきは、長期金利の上昇です。
これについては、次で詳しくみます。

次に、ここ1年間の推移を少し詳しく見ます。
昨年12月の後半から、金利は顕著な上昇傾向で推移し、1.25%に到達しました。
一方で、日経平均は、下落傾向です。
2.ドル円と長期金利(10年物国債利回り)
続きまして、ドル円、長期金利の推移となります。

長期金利については、先のとおりですが、ドル円は円高方向に触れています。

ここ1年の推移です。
直近では、長期金利は1.25%を超えた後、減少しています。
それと合わせて、ドル円も円安方向にトレンドを示しています。
3.日米長期金利の推移
日米長期金利の推移になります。

米長期金利の下落により、日米金利差は縮小傾向となっています。

直近1年間の推移です。
先のとおり、直近では、日米金利差は縮小していますが、日本の長期金利の上昇の影響よりも、米長期金利の下落が、金利差縮小に大きな影響を与えていることが分かります。
4.ドル円と日米金利差の推移
為替と日米金利差の推移です。
ドル円と日米金利差は、当然のことですが、連動して推移しています。

直近1年間の推移です。

令和6年8月(2024年8月)以降は、ドル円、日米金利差ともに、同様の傾向で推移していることが分かります。
5.日経平均とドル円の推移
先に触れませんでしたが、日経平均は、円安傾向にあるにも関わらず、概ね令和6年10月(2024年10月)以降、38,000~40,000円の間で推移しています。
金利の上昇がネックになっているのでしょう。

ここ1年の推移になります。

直近では、ドル円が円高傾向に推移するのと合わせて、日経平均も下落していることが読み取れます。
6.まとめ
最後に、令和5年2月(2023年2月)を100とした時の、日経平均、長期金利、ドル円、日米金利差の推移は次のとおりです。

改めて、触れるまでもありませんが、長期金利上昇は目覚ましいものがあります。
他は、ほぼ横ばいのように見えてしまいます。
ここ1年間の推移においても同様です。

こちらも同様ですね。
概ね令和6年12月(2024年12月)以降は、長期金利以外は、ほぼ横ばいと云ってもいいのではないでしょうか。
今月1月20日は、トランプ氏が米大統領に就任しました。
今後の推移も目が離せません。