月例経済報告 令和7年9月 ー個人消費・設備投資・企業収益の変化と今後の見通しー

令和7年9月の月例経済報告では、景気は「緩やかに回復している」との基調判断が維持されましたが、個人消費・設備投資・企業収益・国内企業物価の4項目において先月からの記述に変化が見られました。個人消費は消費者マインドの改善が進み、設備投資は製造業が牽引する形で回復傾向を示しています。一方、企業収益は製造業の減益が目立ち、国内企業物価は上昇から横ばいへと転じ、価格の停滞感が強まっています。先行きには回復期待があるものの、通商政策や物価上昇などのリスク要因に引き続き注意が必要です。